2020.04.28かくかくしかじか
高千穂と鬼滅の刃:その1
今年の2月、吉方位旅行の為「阿蘇・高千穂」に出掛けました。阿蘇では温泉を、高千穂では「夜神楽」を楽しみに♡
運の良い事に、阿蘇の宿でも神楽を見る事が出来ました。
※高森阿蘇神社の方から御幣(ごへい)をいただきました。
高千穂へ向かう途中のお土産物屋さんでの事。主人がある物を見て「この絵、炭治郎の耳飾りの柄に似てるよね?」と・・・
↑えりものがデザインされた手ぬぐいです。
私は初めて知ったのですが、この絵は「えりもの」に使われるデザインとの事。
「彫り物」と書き、地元では「えりもん」とも呼ばれています。
えりものとは、「陰陽」の月・日「五行」の火・水・木・金・土や、十二支や四季の風景、鳥居などを和紙にデザインした切り紙の事。
神楽が舞われる神庭(こうにわ)に、注連縄(しめなわ)が張られ、そこに飾られます。
↑この様な感じです。
そして、主人の言う「炭治郎の耳飾り」と言えば
大人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公:竈門炭治郎の耳飾りの事です。(もはや説明不要かも?)
えりものを見た時、高千穂神楽と鬼滅の刃に何となく共通点があるなぁと勝手に思ってしまいました。(勝手に・・・です)
まず、えりもののデザインは「陰陽」の月・日、「五行」の火・水・木・金・土。
鬼滅の刃の呼吸法は、「日の呼吸」を開祖とし、そこから「水」「雷」「炎」「岩」「風」の基本五流派が派生(※Wikipediaより)とあります。
五行と五流派の種類は全部が一致しないものの、自然界から成り立つものである事は同じです。
また、高千穂町観光協会のHPによると
夜神楽とは「里ごとに氏神(うじがみ)様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、 夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する、昔からの神事」との事。
鬼滅の刃の「ヒノカミ神楽」は「竈門家に代々伝わる神事で、正月に先祖と炭窯の神に奉納する。正月の日没から翌朝の夜明けまで神楽を舞い続ける過酷なもので、寿命を縮めかねない命懸けの神事である。(※Wikipediaより)」とあり、これも共通する部分があります。
松明の焚かれた高千穂神社で、目の前の夜神楽とアニメの世界観とを行き来して見ていました。
鬼滅の刃を見たと見ていないとでは、ワクワクの感じ方が全然違う旅行になっていたと思います。今回の高千穂神社は、大変思い出に残るものになり、今改めて見ている鬼滅の刃もまた新鮮に楽しめています。
ステイホームと言われる今、今まで見なかったジャンルの番組を見たり、本などを手にする事もあると思います。それは、偶然の様で偶然ではありません。
自分が潜在的に求めているものや、心の奥底にある琴線に触れたものを選んでいる訳です。
新しいものを見たり知る事は、これからの自分の心や感情を、きっと豊かにしてくれるはずです。
そう考えると、自粛の間にする事の1つ1つを、改めて楽しむ気になってきました♡
※その2に続きます。