2020.09.28かくかくしかじか
選ぶ練習
季節はもう秋。久しぶりの原稿です。
現在、とあるお店の店番しながらカウンセリングも行っており、たくさんお伝えしたい事はあるのですが、なかなか原稿にまとめられず・・・。申し訳ありません。
もちろん、カウンセリングや占い、吉方位をお調べするのが本業です。変わらずのご愛顧をよろしくお願い致します。
さて、私が店番をしているところは、リフォーム会社の店先にある雑貨スペース。
店先には、苔も置いてあります。
お客様は、女性がほとんどで、お子様と一緒に来られるママさんも多く、保育士だった私としては何だか懐かしい気持ちになります。
先日、お子様と一緒に来られたママさんから、とても素敵な言葉を聞きました。
子どもさんが、とある商品をどちらにするか考えていました。この子どもさんはいつもママと一緒に来てくれる、大変しっかりした男の子。陳列が変わった事や、新商品はどれかなど私よりよく覚えています。
彼は、商品を2つ手に取り、「どちらも欲しい。」と言うのですが、その際「こっちは〇〇なとこがイイし、こっちは△△なトコがイイ。」ときちんとママに伝えます。
「この年齢で、ただ欲しいではなく、理由を伝えるのは凄いな。」と感心していると、「どっちかにしよう。」とママ。
そして、こう続けます。
「選ぶ練習をしなくちゃね。迷った時の選ぶ練習だよ。」
そして、ママは黙って待ちます。子どもが、一所懸命選ぶ姿を優しく待ちます。
彼は、名残惜しそうにしながらも「じゃぁ・・・こっち。」と1つを丁寧に私に渡してくれました。
商品を包みながら、彼が「こっちは〇〇なとこがイイし、こっちは△△なトコがイイ。」と適格に伝えられるのは、日ごろの考える力がそうさせるのだと思いました。
人生はずっと「選ぶ=選択」をしながら進んで行くもの。
右に行くか、左に行くか。するかしないか。継続するか、一旦休むか。直感は必要不可欠ですが、この「選ぶ力」は、子どもの時のいろんな出来事からから養えるのだと改めて気付かされました。
子どもにとってみれば、毎日常に新しい選択肢の連続なのかも知れません。
選ぶための項目や条件を探す事は、思考に柔軟性を与え、物事を客観的に見る力が付き、毎日のいろんな発見に繋がるのだと思います。
それが大人になると、経験や慣例、周りとのバランスで物事を決めている事も多く、「考えるのが面倒。」なんて事も良く聞きます。
ただ、もし今、日常生活で何か面白い事がないなぁと感じたり、つまらないと思う時は、1つ1つ選んだ感を持って見て下さい。当たり前の事でも良いんです。もちろん、改めて考えても〇。
「この匂いがやっぱり好きだから、この洗剤にしよう。」「おいしそうだから、ここのランチにしよう。」など「良い方を選んだ」と言う思考は、気持ちを充実させてくれます。
いつもと同じ毎日を送っていると感じるかも知れませんが、案外細かい選択を繰り返している訳です。ちょっと楽しんでみてほしいと思います。
「いろんな方の話を聞く事はきっと為になるのでやってみよう。」と考え、雑貨販売の番頭の話を承りましたが、おかげで新たな発見や勉強の毎日です。
本業にも活かせる事も多く、「かくかくしかじか」でたくさん伝えていきたいと思います。
世の中は、まだまだ不安要素が拭いきれませんが、うがい・手洗い・睡眠といった基本的な生活習慣を忘れずに、笑顔で過ごして行きましょう☆