2020.07.08かくかくしかじか
土用は4回?
皆さん、うなぎはお好きですか?私は大好きです。
しかも、今年の一白水星の吉方位に「東南」があり、この東南を表す食べ物の1つが「うなぎ」♡ いつもより余計に食べちゃおうかしらってな気分です。
さて、この「土用の丑の日」は私たちの日常にしっくりハマっていますが、そもそも「土用」や「丑の日」って何なのでしょう?
ここからは我らの味方Wikipediaも引用しながらご説明させていただきます。
まず「土用」とは・・・「五行思想に基づく季節の変わり目を意味する雑節(ざっせつ)で、四季の四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間を指す」との事。
五行思想とは、自然哲学の思想で九星気学でもよくお世話になります。季節の変わり目を告げる前の期間が土用なので、四季=4回あると言う訳ですね。
次に「丑の日」について・・・昔は日にちや時間も十二支で表していました。年はもちろん、子・丑・寅・卯・・・のサイクルで日にちも巡っていたのです。
となると、土用の期間は約18日、十二支は文字通り12種類なので、土用期間中に必ず1日は「丑の日」が入る事になります。(巡り方によっては、土用の期間に2回入る場合もあります。)
以上を踏まえると正式には、「年に4回ある土用期間の内、丑の日に当たる日」が「土用の丑の日」なので、夏だけのものではないのですが、何故夏の土用だけ耳にする事が多いのでしょう?
夏の土用期間って、季節的に梅雨明けや夏の暑さから体調を壊しやすい時期。無事にこの時期を過ごせるよう、「丑の日」の「う」のつく食べ物を摂って夏を乗り切りましょうと言う昔の人の知恵だそうです。昔は冷蔵庫もエアコンもないので、この時期はいろいろと大変だったでしょうね。
「う」のつく食べ物の中で、「うなぎ」が代表格になったのには、商売上の考えがあったとかなかったとか・・・。
まぁ、美味しいうなぎをいただけて、うなぎ屋さんが商売繁盛し、季節感を感じられれば皆が幸せで良いと思います。
私の仕事では、夏に限らず土用期間についてお話しする機会があります。
土用期間は旅行や引越、リフォーム、開業など、何か新しい事を始めたり、方位に関わる事や土いじりを避けた方が良いと言われているためです。
避ける理由として、季節の変わり目で体調を崩しやすい為避けた方がいいと言う謂れもありますし、土公神(どくしん・どこうしん)様と言う土を司る神様に触らぬ様にと言う事もあります。
最近は吉方位についてのご相談も多くなりました。皆さんに、吉方位を活かして幸運のきっかけにしていただきたいので、実生活とのバランスを考慮し毎回ご相談を承る様にしています。
四季のある日本で、健康に気を付けより良い毎日を送る為に、昔の人が考えた事が今なお伝えられている訳です。近代化に伴い、私たちが気を付けるべき事は変わって来たのかも知れませんが、言い伝えを守るとDNAに刻まれた記憶が喜んでくれるかも?
・・・そう思って、今年もうなぎをいただく事にします♡