2020.04.17かくかくしかじか
みんなのための献立表
とうとう全国に緊急事態宣言が出されました。
福岡市は、自粛はもちろん、4月7日には休業要請も出ていましたので、今まで以上に気を付ける事に変わりはありませんが、他県の方々は改めて不安な気持ちになっていらっしゃるかも知れません。
私も今は、一度お会いした方とは電話などでご相談を伺っていますが、最も多いのはお母さん、ママからのご相談です。
ご主人との事、子どもさんとの事・・・いろいろですが、必ずおっしゃるのが「毎日、3食作るのが本当にきつい。」と言うものです。
ご相談中に、「話ができて、スッキリしました!」と言う方も多いのですが、唯一話すだけでは解決しないのが、この3食問題の様です。
「洗い物が嫌だ」「献立を考えられなくなった」「せっかく作っても文句ばかり言われるから何もしたくない」など、そのストレスは相当なものの様です。
我が家は、主人と私の中年2人組ですので子どもさんのいるご家庭を想像すると「お察し致します」と言う気持ちです。
少しでも、頑張るお母さん、ママさん相談者さんに役立てばと思い、お伝えした事を少し書いてみようと思います。
人と比べない
今はSNSなどで、大変美しく美味しそうな料理がたくさんアップされていますので、あたかもみんなが作れると勘違いをしてしまいそうになります。
「簡単レシピ」「5分でできる」など、キャッチ―な言葉にひかれてしまいますが、ここは冷静に。
自分にとって簡単でなくても、ショックを受けたり「15分かかった・・・。」と落ち込まない事。
人は人、我が家は我が家と割り切りましょう。
1週間の献立表を作る
「はぁ?何言ってるの?」と思われるかも知れませんし、実際に「無理です!」と言うお客様もいらっしゃいました。
ただ、献立表を作るメリットは割と大きいと思います。
- 予告すれば聞かれない
何を作ろうかと頭を悩ませている時に「今日のご飯何?」とか、せっかく作ったのに「え~、これだけ?」と言われると腹が立ちます。
これを防ぐ役割が、献立表です。
子どもも事前にわかるし、表を作る時は悩みますが、3食×7日=1週間で21回分の悩みが軽減されます。 - 配偶者にわかってもらう
ご主人が協力的でないと言う事も、大きなストレスの様です。
この原因の一つに、男性は現実的な考えである事があげられます。「大変なのよ。」と訴えてもなかなか、自分の事として想像ができません。
そこで少しでも、理解してもらうように視覚に訴えかけます。(ずるいかなぁ)
3食をどうしているかを、ちゃんとわかってもらうのです。
で、ご主人にも具体的なお手伝いをお願いします。
帰りが遅いご主人でなければ、帰りにお弁当を買ってきてもらったり、帰宅が遅いご主人であれば、休みの日に子どもとお弁当を買いに行く係をお願いします。
「何か手伝って。」では、ご主人も動きにくいと思います。ここは1つ、手伝ってもらうと言う気持ちが、結果自分を楽にしますので割り切って「お願い」しましょう。
これを「嫌」と言われれば、自分の食事は自分で済ませてもらう様にでもして、別の方法で協力してもらいましょう。 - 次の食事の事まで考えられる
これは、私がお客様と一緒に考えた献立表です。
手書きなので読みにくくて申し訳ありません。
例えば、前日の夕飯を翌日のランチに利用する事はもちろんですが、材料をまとめて切っておくだけで、次の料理に使えます。
一工程を何度、利用するかは一番のポイントになると思います。
お買い物も、1週間分およそ目安が立てられると思います。
生きて行くために、食事は必要ですが、「こうでなければならない」と言う決まりはありません。
しかし、口から入れたものが血となり肉となり、思考となります。
イライラした食事は、イライラを育ててしまいます。
手を抜けるところはどこか、一度「○○でなければならない。」と言う固定概念を取っ払って、献立チャレンジしてみて下さい☆
心から応援しています!