2020.01.06ビジネス

占い師になれますか。

５２歳：女性（八白土星はっぱくどせい）

私は若い時から良く占いに行っています。今も、気になる事や相談があれば、いつもの先生の所で観ていただきます。
人に興味があるからかも知れませんが、少し話をすると大体直感でどんな性格かなどわかるようになってきました。先生に話すと「あなたなら、このお仕事、できるわよ。向いていますよ。」と言われました。
今の会社には20年程、事務員として勤めていますが、退職金も十分でなく、仕事もかわり映えせず、惰性で毎日を送っている状況です。
このまま定年を迎えるものだと、特に抗う気もありませんでしたが、私みたいに悩みを抱えた人の為に役立つ仕事ができるのかも知れないと思うと、わくわくする反面、ますます今の仕事が嫌になってきました。
話も上手くない、自分の悩みも解決できない性格でも、占い師になれるのでしょうか。

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なるは易し。続くかは別。

なぜ「先生」からの勧めを私のような者に確認されるのか不思議ですが、これもご縁ですので、色気も忖度もない見解をお伝えします。
まず、何かに挑戦しようと言う気持ちになっている事はとてもいい事です！
まずは、占い師に「なれるか」。占い師自体、必要な資格がある訳ではないので占い師宣言した日から「占い師になる」事ができます。

次に占いが「できる」について。占いの方法は大変多くあります。
占い師と看板を掲げるのであれば、何か自分に合った、もしくは自分が一番助けられた占い方法を学ぶと占いが「できる」のではないでしょうか。今は情報社会ですので、学ぶ手段はたくさんあります。ネットで調べたり、今観ていただいている先生に弟子入りするのはどうでしょう？

では、最後に占い師として「やっていけるか」。考える事は２つあります。
１つめは、メンタル面。八白土星の方は面倒見が良いので人と関わるのは大丈夫だと思います。また、1人で出来る仕事も向いています。悩んでいるお客様と、一緒に落ち込んでしまう事もあるでしょうが、休息と気分転換を充分とって行けば良いでしょう。まぁ、世の中メンタルをやられない仕事はないので、自分がやりたいと思う事がやれるのであれば、疲れ具合も違ってくるかも知れませんね。

２つめの「やっていける」は金銭面です。今の会社を辞めて、占い師で生計を立てたいとの事ですが、自営業になると国民保険や年金も自分の収入の中から支払う事になりますので、ここだけ考えても、今以上の金額が必要になります。
惰性でかわり映えのない仕事とおっしゃっていましたが、今の給料を自分で稼ぐと考えた時、今のあなたの「頑張り」を感じませんか？日々、対価ある仕事をしていると自分を誉めてあげて下さい。

自営業で生計を立てるのであれば「止まると収入が止まる」事になります。「止まる」には「お客様が止まる」「自分の身体が止まる」「技術が止まる」があります。集客に向けた工夫、仕事ができる万全の心身状態、占術の精度やお客様の満足度を上げていく向上心。これが止まると、収入が途絶えます。自営業は自分への補償を自分でしなくてはいけません。

少し前途多難な言い方をしましたが、まずは今の状況を利用して動き始めてみてはどうかと思います。今のご勤務先の定年まで働くとして後13年。この13年で占い師としてやっていく準備にとりかかりましょう。
今の仕事は慣れていらっしゃると思いますので、帰宅後の勉強も可能ではないですか？
土日に友人相手にロープレ相手になってもらったり、誰か知人を紹介してもらって練習しても良いと思います。話し方の勉強は、今後もきっと役に立つと思います。集客に関する勉強も大切です。経理ご担当との事ですので、お金の勉強は大丈夫ですね。
様々な準備は、現在安定した収入源があるからこそできると言うものです。
13年も要らないかも知れませんし、生計を立てていくには難しいと判断するかも知れません。でも、考えて何も動かない＝止まっている状況と同じです。「どうしようか」でなく「どうすれば出来るか」に変えると動き始めます。

最後に、八白土星は人に意見を求めますが、人から否定をされると頑固になり意地を張りがちです。ご友人にロープレに付き合ってもらう時には、占い師になる云々でなく、占いの勉強中だと言ってお付き合いいただきましょう。占い師になろうと考えている事を反対されても、その人の考え方だと思って一回ありがたく受け止めて下さい。
必要に迫られて始める事は苦しいですが、やろうと思う事の準備ができる今の状況を是非楽しんで下さいね。

（2017.11月回答）

ご相談者様には実際にお会いし、ご提供いただきました生年月日等々の情報とその方がお持ちの空気感や私の経験、関係協力先からの情報、及びあらゆる感（笑）などに基づきご回答させて頂いております。