2020.01.06ビジネス

やりたい仕事がありません。

２３歳：男性（四緑木星しろくもくせい）

大学を卒業して、今は派遣でコールセンターに勤めています。一緒に働く人の中には母親位の年齢の人もたくさんいるのですが、「こんなところで働かず、正社員になりなさい。若いのにもったいない。」といつも言われます。
別にコールセンターで働きたかったわけではなく、在学中に就活もしましたが、途中で「自分のやりたい仕事は何だろう。」と考え始めて、それが見つからないまま卒業を迎え、学生の時からバイトをしていたコールセンターにフルタイムでそのまま勤めている状況です。
実家に住んでいるので、特に今の給料でも困ることはありませんし、残業もなく休みもきちんと取れます。
お金は少しずつ貯めていますが、特にやりたい事もなく、日々ただ仕事をしている状況です。
世の中の人は今の仕事や職業に就く事をどうやって決めたのでしょうか。
また、自分にはどんな仕事が合うのでしょうか。

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仕事は「やりたくないもの」。

職種より人や環境に重きを置く四緑木星なので、「やりたい仕事は何だろう。」と言う自問自答は難易度が高かったと思います。根本が穏やかなので就活の雰囲気に疲れた時、ふと思ったのでしょうね。いろんな思いがある中、勤労している事は素晴らしいと思います。

さて、言い方が荒いですが、働く人の多くは今の仕事をやりたくてやっているのではないと思います。ただ、働くのは当たり前とは思っている・・・そんな感じではないでしょうか。実際に「なぜ働くのですか？」と聞かれれば、大半の答えは「生活のため」「お金のため」になると思います。
今の会社へ就職したのも、案外「家が近かったから。」「最初に内定をもらったから。」「有名企業だから。」「休みが多かったから。」「とりあえず。」などが実際の動機だったりします。

又、「ここ」で働く事を決めたが、「ここ」で働き続けるか迷っている人もいます。正社員で働いている人の中にも相談者さんと同じように、日々ただ仕事をしている感のある人もいます。何も悪い事ではありませんし、相談者さんと何ら変わりません。
お母さん世代は、男性は正社員で働くのが当たり前と考えられていた時代ですので、そう言ってしまうのもわかります。みなさんが我が息子の様に考え、思って声掛けしている事からも、相談者さんの日ごろのコミュニケーション力の高さが伺えます。おばちゃんらの世話好きが炸裂しているだけかも知れませんが、嫌いな子の世話は焼きたくないですからね。

私は派遣でも正社員でもどちらでも良いと思います。もし今のコールセンター業務にマンネリを感じているのであれば、試しに正社員縛りで仕事を探してみたらどうかと思います。人の言葉に踊らされるのではなく、人の言葉で自分の心が動いたのであれば、その衝動に付き合ってみては？
コールセンターの仕事はこれからのあなたのどの職種を選ぼうと役に立ちます。顔の見えない状況で、人に何かを説明するのは簡単ではありません。言葉遣いなどもきっと学んだと思います。どんな経験も無駄にはなりません。転職回数の多い私は心からそう思います。
志望動機は「今の仕事ではない事をやってみようと思ったから」で十分。履歴書用の動機には、何かそれらしい事を書けば大丈夫！

わくわく脳で次のステップへ

最近はいろいろな職種、勤務体系、収入を得る方法があるので仕事選びも迷ってしまいますよね。
先にもお伝えしましたが、四緑木星の方はコミュニケーション力もあり、何でもそつなくこなせます。それゆえ、やりがいは自分自身より相手の満足度が糧になります。
人に感謝されたり、お相手が喜ぶ姿を見る事が励みになると思います。
この時の「人」はお客様に限らず、自身の先輩や後輩、また会社で考えれば上司も含みます。業種は何でもこなせ、職種は営業にとても向いていると思います。
何の仕事でも、その経験は自分の可能性を広げる材料です。材料集めを楽しんで下さいね。

それから、仕事選びの前に試して欲しい事があります。
今までの毎日で、出来て嬉しかった事や、褒められて嬉しかった事、友人、知人、バイト先の人などから言われて嬉しかった事、それから自分で得意だと思う事を、ノートに書いてみて下さい。頭で思い描くよりはっきり意識できますし、パソコンで作成するより実際に書く事で脳内が活性され、発想の枠が広がります。
このまま職選びをするとどうしても理論が先立ち、またコールセンターに落ち着く気配がするので、まずはお試しを。

自分が嬉しかった場面を思い出して、これから感じたい喜びや嬉しい出来事を想像して下さい。この「わくわく脳」が次のわくわくを呼び込みます。
楽しくなくても、やりがいはなくても、所詮仕事はそんなものだと割り切ればいいのでしょうが、これがなかなか割り切れない（笑）
わくわく脳が活性化されていれば何となくの毎日の中にもきっと嬉しい場面が見つかります。もしかすると、コールセンターの中にもわくわくは発見できるかも？
いずれにせよ、人と比べず、世間体に捕らわれず、自分がわくわくする事を改めて思い出し、わくわく脳で早速求人情報を見てみましょう。

（2019.７月回答）

ご相談者様には実際にお会いし、ご提供いただきました生年月日等々の情報とその方がお持ちの空気感や私の経験、関係協力先からの情報、及びあらゆる感（笑）などに基づきご回答させて頂いております。